トーマス・ミュラーがバイエルンの選手として最後のチャンピオンズリーグの戦いを終えた。UEFA公式サイトが伝えている。
今季限りでのバイエルン退団が決定しているミュラー。チャンピオンズリーグ準々決勝ではインテルと対戦した。第1戦ではミュラーが途中出場から貴重な同点弾を挙げるも、1-2と敗戦。第2戦では先発出場したミュラーが積極的なチャンスメイクを見せるも、2-2のドローに終わった。バイエルンは合計スコア3-4で敗退が決まっている。
ミュラーはチャンピオンズリーグで歴代3位となる163試合に出場し、57ゴール・34アシストを記録。2度の優勝も果たしたが、今季限りで欧州を離れることも濃厚で、おそらく最後のチャンピオンズリーグに。インテルとの試合後にはこのように語った。
「残念だ。全力を尽くしたからね。選手たちがピッチ上で闘い、多くのエネルギーを見せてくれたのをファンは見ただろう。第1戦のインテルの2点目が決定的だった。決勝がミュンヘンで行われるので、ファンにとっては残念なことだが、チャンピオンズリーグは夢を叶えてくれなかったね」
また、試合後にはアウェースタンドから声援も受けたミュラー。「体が一瞬反応した。鳥肌が立ったし、嬉しかったよ」と話している。
ヴァンサン・コンパニ監督も「彼は最後の瞬間まで戦い抜いた。これから数ヶ月経つにつれ、彼の存在がどれほど重要かがより深く理解できるだろう。まだ2つのタイトルを共に勝ち取るために戦う必要がある。トーマスはこのクラブの最大のレジェンドの一人だ」と述べている。





