パラグアイ代表戦を控える日本代表が6日、千葉市内で練習を実施。リーズに所属するMF田中碧がクラブでの現状やプレミアリーグについて語った。
2024年にリーズ入りした田中は昨季にレギュラーとしてチャンピオンシップ制覇に貢献。プレミアリーグに昇格した今季は開幕節から2試合連続で先発したものの、負傷で2試合を回避すると、復帰後の第5節からは3試合連続で終盤の途中出場にとどまっている。
田中は出場時間が減少していることに、「もちろん大前提として、試合に出ていないのは悔しいです」と口にしつつ、「でもプレミアリーグはそういうところですし、自分のチームに限らず、どのチーム見てもベンチや試合に出ていない選手も圧倒的なクオリティを持っていると感じます。まだ7試合ですし、自分の中でも課題はたくさんありますけど、『できる』という感覚もあります。出た時にやればいいと思っています」と、自信を失っていないことをうかがわせた。
また、負傷離脱期間は「メンタル的にきつかった部分もありました」と振り返った田中だが、「自分のやるべきことをやればいいかなというのもありますし、プレミアリーグで試合ができるというのが、毎試合毎試合ワクワクしています」と、プレミアリーグのレベルの高さを実感し、成長できる場であると強調した。
「相手チームや選手のプレーを見てても、『もっとこうしなければいけない』というのを感じます。それを38試合やり続ける、というのが難しいリーグ。今までのパフォーマンスができない選手もいるだろうし、そういう意味ではプレミアリーグはタフなリーグですね。怪我して出れなくなること(厳しさ)も含めて、世界一のリーグだなと改めて感じます」
「中盤の選手で言えば、対戦する選手が基本的に各国の代表です。ワクワクもありますし、『毎週がワールドカップ』『毎週がCL』ではないですけど、それぐらいのクオリティと力があります。中位、下位で言えば、プレミアリーグ残留へ死に物狂いでかかってくる。1試合1試合の緊張感も違います。そういう意味では、自分としてもすごく成長できるリーグだし、そこで何年もやることというのがどれだけすごいことなのかと感じています」
9月の親善試合でメキシコとドロー、そしてアメリカに敗れた日本代表は、10月のインターナショナルマッチウィークで10日にパラグアイ代表、14日にブラジル代表といずれもホームで対戦する。
