Takuma-Asano(C)Getty Images

マジョルカ、96分に被弾してベティスに敗戦…0勝4敗0得点11失点で悪夢の1月を終える。浅野拓磨は63分から出場

25日のラ・リーガ第21節、マジョルカは本拠地ソン・モッシュでのベティス戦を0-1で落とした。日本代表FW浅野拓磨はベンチスタートとなり、63分から出場を果たしている。

コパ・デル・レイのベスト32でポンテべドラ(0-3)、スペイン・スーパーカップ準決勝でレアル・マドリー(0-3)、そしてラ・リーガ前節のビジャレアル戦(0-4)と、1月に入ってから無得点10失点で全敗を喫しているマジョルカ。欧州カップ出場権を争いに名乗りを上げたシーズン前半戦の勢いを取り戻したいところである。

前は、先発も予想された浅野をまたもベンチスタートとしたマジョルカは、ボールを保持して攻勢を仕掛けながらもチャンスを決め切ることができない。9分にはサム・コスタが決定機を迎えるも、これはGKアドリアンがセーブ。また33分にはダルデル、サム、ダニ・ロドリゲスが立て続けにシュートを放ったものの、最初の2本はDFに当たり、最後の1本は枠を外れている。

試合はスコアレスのまま折り返しを迎える。後半、アラサテ監督は63分にラリン、ダルデルを下げてムリキ、そして浅野をピッチに立たせた。日本人FWは4-2-3-1の右サイドハーフを務め、いつも通り積極的な走り込みを披露。ボールが届けばタワー側型FWのムリキを狙ってクロスボールを送った。

攻勢を続けるマジョルカだったが、71分にはマスカレルが足裏を見せたタックルをヘスス・ロドリゲスに仕掛けて、オンフィールドレビューの結果、一発退場に(J・ロドリゲスはプレー続行不可能で交代に)。マジョルカは10人で戦うことになった。

10人のマジョルカは、GKグレイフらがムリキの頭を狙ってロングボールを放ち、そこから浅野らを走らせる形に戦術を変更。85分は狙い通り浅野がDFラインの裏に抜けるが、コントロールし損ねたボールがゴールラインを割ってしまう。浅野はさらに91分、右サイドを自慢のスピードで駆け抜けてクロスを送ったが、ムリキに届かせることはできなかった。

マジョルカは終了間際、1人多いベティスの攻勢を受け続け、96分についに失点……。イスコのスルーパスからサイドを抜け出したオルティスの折り返しから、バカンブがヘディングシュートを決めている。試合はそのまま終了のホイッスルを迎えた。

2025年1月を0勝0分け4敗0得点11失点という散々な成績で終えたマジョルカ。勝ち点を30から伸ばせなかった同チームはラ・リーガ6位に位置しており、勝ち点28の7位レアル・ソシエダ、8位ジローナに順位を抜かれる可能性がある。

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