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「加入できて嬉しい」フランスの名門モナコ、FW南野拓実の獲得を正式発表! 4年契約、争奪戦の末に移籍金は約26億円に

モナコは28日、リヴァプールから日本代表FW南野拓実を獲得したことを公式発表した。契約期間は2026年6月までの4年間となっている。

ザルツブルクで欧州での知名度を高めた南野は、2020年1月にリヴァプール入り。翌シーズン後半はサウサンプトンにレンタル移籍した中、昨夏にリヴァプールに復帰した。2021-22シーズンは、レギュラーポジションこそ確保できなかったものの、公式戦22試合で10ゴールを記録。計7ゴールを挙げるなど、カラバオカップとFAカップの2冠獲得に貢献した。

来季も引き続き厳しいレギュラー争いになると考えられた中、今夏の移籍の可能性が高まると、リーズや古巣サウサンプトン、フラムといったプレミアリーグ複数クラブのほか、リヨンやアタランタなども獲得に興味。争奪戦となったが、今夏にフランス代表MFオーレリアン・チュアメニをレアル・マドリーに総額1億ユーロで売却して強化費を得ていたモナコが、推定1500万ユーロ+ボーナス300万ユーロ(計:約25億8000万円)の移籍金でリヴァプールと合意に至った。

南野はクラブの公式サイトを通じて、「モナコに加入し、クラブのプロジェクトの一員になれて嬉しいです。このリーグで最も大きなクラブの一つです。新たな環境を楽しみ、可能な限りチームを助けたいです」と意気込みを語った。

南野の新天地となるモナコは1919年に創設された名門で、過去8度にわたってフランスのリーグ・アンを制覇。過去にはリリアン・テュラムやパトリス・エヴラ、ティエリ・アンリ、キリアン・エンバペなどの名手がプレーしてきた。2021-22シーズンは、ニコ・コヴァチ前監督から今年1月にフィリップ・クレマン監督に指揮官交代。最終的にリーグ・アンで3位フィニッシュし、チャンピオンズリーグ(CL)予選の出場権を確保している。

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