アーセナルは4日、日本代表DF冨安健洋との即時契約解除を発表した。
2018年1月にアビスパ福岡からベルギー1部のシント=トロイデンVVに渡った冨安は、2019年夏から2シーズン過ごしたボローニャで名を上げると、2021年8月にアーセナル入り。同クラブでは、これまで左右のサイドバックを兼任しながら、公式戦84試合に出場して2得点を記録してきた。
しかし、在籍した4シーズン連続で負傷に悩まされ、特に昨シーズンは開幕前に膝を痛めたことでプレシーズンも不参加に。昨年10月上旬に復帰を果たしたが、その後にさらに膝を負傷して手術を受けたことで、以降の試合を欠場していた。
アーセナルは「冨安健洋選手と即時契約解除で合意しました」と報告し、「過去2シーズンは残念ながら怪我の影響で出場機会が限られ、昨季は1試合の途中出場にとどまりました。トミが新たな章をスタートできるよう、契約終了で合意しました。アーセナル・フットボールクラブ一同、トミのクラブへの貢献に感謝するとともに、彼と彼の家族の今後の幸運を祈ります」と感謝を伝えた。
現在26歳の冨安は日本代表でも42キャップを記録。来年にワールドカップを控える中、フィジカルコンディションと新天地の行方にも注目が集まる。



