日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダが、ジローナのベネズエラ代表MFヤンヘル・エレーラの獲得を決めたようだ。『カデナ・セール』や『ムンド・デポルティボ』といったスペインメディアが報じている。
ヤンヘル・エレーラへの強い関心が常々報じられてきたソシエダだが、ジローナとのクラブ間交渉がついに合意に至った模様。『カデナ・セール』曰く、カタルーニャのクラブに対して、約1500万ユーロ(約26億円)の移籍金を支払うことになるようだ。ヤンヘル・エレーラは31日中にサン・セバスティアン入りし、メディカルチェックを受ける予定という。
ヤンヘル・エレーラは2シーズン前にラ・リーガ優勝を争ったジローナの中心選手の一人だ。チームがボールを奪われた際には、即座にそれを取り返すためのインテリジェンスある動きを見せ、なおかつ鋭い飛び出しなど攻撃面でも存在感を発揮する。ソシエダのセルヒオ・フランシスコ監督は、攻守のバランスを整えるために同選手の獲得を熱望していたという。
ソシエダは今夏ここまで、リヨンDFドウイェ・チャレタ=カー、ウルブスMFゴンサロ・ゲデスを獲得し、なおかつパリ・サンジェルマンMFカルロス・ソレールもすでに手中に収めていると報じられる。ヤンヘル・エレーラはソシエダにとって4人目にして、最後の補強選手になるようだ。
ラ・リーガ開幕3試合を2分け1敗で終えたソシエダだが、ソレール、そしてヤンヘル・エレーラの加入で、流れを変えることはできるだろうか。……ただしヤンヘル・エレーラは現在負傷中で、復帰まではあと1カ月を要するとみられている。


