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久保建英は「移籍先に困らない」?10位ソシエダ、欧州カップ戦逃せば主力大量流出か

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レアル・ソシエダの現状について、スペイン『ムンド・デポルティーボ』のホルヘ・セラーノ記者が分析している。

今季序盤戦は苦しい戦いを強いられながらも、シーズンを追うごとに調子を上げていたソシエダ。しかし、ヨーロッパリーグではマンチェスター・ユナイテッド相手にラウンド16で敗退し、またコパ・デル・レイも準決勝でレアル・マドリーに敗れた。

2つの大会で敗退したことにより、残すはラ・リーガだけとなったソシエダ。しかし、29試合消化時点で勝ち点38の10位と苦戦中。4位アトレティック・クルブとは15ポイント差、5位ビジャレアル、6位レアル・ベティスとは9ポイント差となっており、来季の欧州カップ戦出場権獲得は難しい状況となっている。

そうした現状について、セラーノ記者は「ラ・レアルが優秀な選手を引き留めたいのであれば、欧州カップ戦に出場しなければならない」と指摘。「彼らは6シーズン連続で欧州カップ戦に出場するために、この残された9試合は決勝戦として戦わなければならない」と綴った。

「再びヨーロッパリーグやカンファレンスリーグなど、スペイン国外で開催される大会に出場する場合のみ、クラブの財政状況を維持できる。明らかなのは、欧州カップ戦がなければ収支が合わないこと。近年はチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグのおかげで財政力を維持できていた」

そして「お金がなければプロジェクトも競争力もなくなり、現在チームが抱える才能を維持できない」とし、マルティン・スビメンディに加え、久保建英も引き抜かれる可能性が高いと分析している。

「おそらく、久保建英も引き留めることができないだろう。ソシエダ以外で最も求婚者が多い選手の1人だ。移籍することになっても、チームを見つけることに苦労はしないはずだ。プレミアリーグの複数クラブがすでに狙っている」

最後にセラーノ記者は、「ヨーロッパ大会でプレーするのは義務だ。収益とスポーツ面でも絶対だ。金のないプロジェクトに魅力はない。そして欧州カップ戦がなければ、クラブの現在の給与体制は維持できない」とし、欧州カップ戦出場権獲得が不可欠であることを指摘している。

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