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久保建英、バイエルン行きの可能性は?独大手エージェンシーとの契約にも注目するロマーノ氏が分析

移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が、日本代表MF久保建英が来季からバイエルン・ミュンヘンでプレーする可能性について言及した。

ドイツ『ビルト』は先日、バイエルンが今夏にウイングの補強として、ブライトンの日本代表MF三苫薫の獲得に動く可能性を報道。ミランのラファエル・レオンやリヴァプールのコーディ・ガクポ、アスレティック・ビルバオのニコ・ウィリアムズらへの関心も報じられている中、同国『シュポルト・ビルト』によると、クラブ内部ではレアル・ソシエダの久保の名前も議論されているという。

ロマーノ氏は『DAZN』の新番組『DAZN Transfer by Fabrizio Romano』で、久保のバイエルン行き報道について言及。「久保の獲得は簡単ではないだろう。(ミケル)メリーノや、現在アーセナル移籍に迫っている(マルティン)スビメンディの例を見ても、この1年間で多くの選手がレアル・ソシエダを離れている。だから久保建英まで失うのはクラブにとってタフだろう。したがって簡単ではなく、私はバイエルン移籍の確率を20%と見ている」とした上で、次のように語っている。

「ここで言っておきたいことがある。久保は数日前にドイツのエージェンシーと契約を結んだのだ。バイエルンと良好な関係を持っている会社だ。バイエルン側でも久保の状況について、何らかのディスカッションや関心があった。まだ新契約にサインしていないリロイ・サネの去就もあり、彼らは少なくとも1人のウインガーを加える必要がある」

「現時点で、彼らは久保と交渉を行っていないし、正式なオファーも出していない。可能性は高くないものの、注目している選手の1人ではある」

なお、久保が先月末に契約を結んだのは、ドイツのケルン市に本社を構える『Sports360』。長年、元ドイツ代表のトニ・クロース氏をクライアントに持っていたエージェンシーであり、現ドイツ代表のアンジェロ・シュティラー(シュトゥットガルト)や、今夏にホッフェンハイムからバイエルンに移籍する有望株のトム・ビショフらも所属している。日本人選手ではサウサンプトンの菅原由勢、NECの小川航基らの代理人業務も手がけている。

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