17日にコパ・デル・レイのベスト16が行われ、レアル・ソシエダはホームでのマジョルカ戦を1-0で制した。日本代表MF久保建英は70分から出場している。
ソシエダが本拠地レアレ・アレナに迎えたのは、久保建英がレアル・マドリー時代に2019-20シーズン、昨季と2度にわたってレンタルで在籍したマジョルカ。ただしイマノル監督は前試合アスレティック・ビルバ戦(3-1)で大活躍だった日本人MFをベンチスタートとして、オヤルサバルを復帰後初めて先発で起用している。
オヤルサバルほかスルロット、スビメンディ、ブライス・メンデスら主力組もピッチに立ったソシエダは、キックオフからボールと主導権を握って5分に先制点を獲得。スビメンディのスルーパスに抜け出したロベルト・ナバーロがGKグライフを破り、コパでの得点数を4に伸ばした。
ソシエダはその後も試合を支配し続けたものの、追加点を奪えぬまま1-0で前半を終えることに。激しい雨が降る後半にはマジョルカの反撃に遭い、60分にはグルニエにポスト直撃のシュートを許すなど肝を冷やすことになった。
イマノル監督は70分に4枚目の交代カードを切り、R・ナバーロを下げて久保を投入。久保は4-4-2(中盤ダイヤモンド)のトップ下、オヤルサバル&カルロス・フェルナンデスの2トップの後方にポジションを取っている。
ソシエダは終盤、マジョルカの攻勢を削いで攻撃も仕掛けられるように。ただ濡れたピッチで全体的にプレー精度が悪く、その中で久保はCKキッカーとして左右両方のクロスからチャンスをつくっていた。しかし結局、試合は1-0から動かずに終了のホイッスル。ソシエダが虎の子の1点を守る形で久保の古巣を破り、ベスト8に歩を進めている。




