20日のラ・リーガ第17節、レアル・ソシエダは敵地シウター・デ・バレンシアでのレバンテ戦に1-1のドローで終えた。日本代表MF久保建英は4試合連続のスタメン出場を果たし、今季2ゴールを決めている。
ここ最近、低調なプレーが続いていた久保だが、このレバンテ戦では復調の気配を見せた。序盤から積極的に攻撃に絡み、後方にもしっかり走るなど攻守にわたってチームに貢献。そして前半AT1分、待望のゴールを決めている。
カウンターからゲデスが左サイドを突破してクロスを送ると、ペナルティーエリア内右でフリーとなっていた久保が、高く跳び上がってヘディングシュート。ボールは日本人MFの近くまで詰めていたレバンテGKライアンから離れる軌道を取り、枠内左に収まった。
久保にとって今季のゴールは、8月16日に行われたラ・リーガ第1節バレンシア戦(1-1)以来。今季ラ・リーガ成績を14試合2得点1アシストとした。なお久保はゴール直後、アウェー席に駆け寄り、両手を合わせてサポーターに謝罪。これまで低調なプレーが続いていたことを謝った。
後半、1点をリードするソシエダはレバンテの攻撃に苦しみながらも、速攻を起点として追加点を狙っていく。要所要所で存在感を発揮していく久保は79分、ペナルティーエリア手前から強烈なミドルシュートを放ったが、これはライアンの好セーブに阻まれた。
90分に久保を下げたソシエダは、その2分後にPKを献上する。投入されたばかりのマリエスクレナがペナルティーエリア内でカルロス・アルバレスを倒して、審判がペナルティーポイントを指示。キッカーのデラがシュートを決め切り、レバンテが追いついた。
ソシエダは結局1-1で試合終了のホイッスルを迎え、ラ・リーガ5試合ぶりの勝利はならなかった(勝ち点17で暫定15位に位置)。なお久保がゴールを決めた際のソシエダの成績は21勝3分けとなり、“不敗神話”は継続されている。
なお久保はファン投票によるこの試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出。今季左足首の負傷をきっかけに長らく調子を落としていたが、ようやく復調しつつあるのは、ソシエダサポーターにとっても日本人サポーターにとってもうれしいニュースと言えそうだ。




