レアル・ソシエダは16日のラ・リーガ開幕節、敵地メスタージャでのバレンシア戦を1-1で引き分けた。MFブライス・メンデスは試合後、MF久保建英のゴールをアシストしたことへの満足感を表している。
57分にバレンシアの先制点を許したソシエダだったが、その3分後に久保が同点弾を記録。60分、ペナルティーアークで後方のブライスからパスを引き出した日本代表MFは、送られてきたボールに触れないまま素早く反転して、左足を一閃。おそろしく速い振りのキックから放たれた強烈なグラウンダーのボールは、GKフレン・アギレサバラの横っ飛びも空しく、枠内右に突き刺さっている。試合はそのまま1-1で終了し、両チームは勝ち点1を分け合った。
試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに応じたブライスは、久保と培ってきた抜群のコンビネーションを誇っている。
「タケと僕は互いのことを理解し、分かり合っている。互いに、それぞれがよくする動きを把握しているんだ。運よく彼はシュートを打つことができて、そのゴールが勝ち点1につながったね」
「今日の試合、前半は最初の15分こそエネルギーが足りていなかったが、その時間帯以外は良かったと思う。後半は自分たちが優勢なときに彼らのゴールが決まったが、その後うまく立ち直ることができた」
ブライスはまた、MFマルティン・スビメンディのアーセナル移籍でチームの弱体化を指摘され、ほかのMFもクオリティーが高いことを強調した。
「トゥリ(エンテス)、ウルコ、ゴロチャ(テギ)だってクオリティーが高い選手たちだ。そして誰のことも“ニュー・マルティン”としてはいけない。マルティンはたった一人しかいない。トゥリテンテスも一人だけ、ウルコも一人だけ、ゴロチャも一人だけだ。僕たちは全員のプレーを楽しまなくてはいけない」


