Takefusa KuboGetty Images

バスクダービーでMOMの久保建英だが、その表情は厳しく…「1週間に1試合しか戦っていないのに問題は相変わらずです」

4日のラ・リーガ第34節、レアル・ソシエダは本拠地レアレ・アレナでのアスレティック・ビルバオ戦をスコアレスドローで終えた。MF久保建英は試合後、勝ち点3を獲得できなかったことに悔しさを滲ませた。

アスレティックとのバスクダービーに臨んだソシエダは、とりわけ後半に果敢な攻めを見せるもゴールを割ることができず。スコアレスのまま試合終了のホイッスルを聞くことになり、ここ4試合勝利なしとなった。先発の久保は厳しいファウルの対象となり続けたが、それでも積極的なドリブルで攻撃の起点となり、ファン投票によるMVPを獲得している(今季9度目)。

試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに応じた久保は、インタビュアーから「真面目な表情をしていますが、勝ち点1では物足りないということですよね?」と問われて、次のように返答している。

「今節の結果を見ると、僕たちはイエス・オア・イエスで勝ち点3を獲得しなければなりませんでした。勝利を逃したという感覚がありますね」

「前半の僕たちはそこまで悪くありませんでしたが、枠内シュートも打っていなかったと思います。おそらくチームには大胆さが足りていなかったんじゃないかと。ボールは持っていましたし、前回の試合よりもプレー自体は良かったわけですしね。後半はもっと激しく行けましたけど、それでも十分ではなかったですね」

久保はその一方で、ソシエダの前線が「コントゥンデンテではない」と指摘する。コントゥンデンテ(Contundente)は「決定的」「確信的」「迫力」、もっと砕けた言い方をすれば「ガツンとしている」などを意味するスペイン語の形容詞だ。

日本人MFは、残っている大会がラ・リーガだけと過密日程から解放されながらも、自分含めた前線がゴールを決める力がないことを嘆いている。

「今は1週間に1試合しか戦っていませんが、相変わらず同じ問題を抱えています。ボールが枠に入りませんが、おそらく僕たち前線がガツンとしたプレーを見せられていないのかと。そのツケを払っている感じですね」

ここ4試合勝利のないソシエダは勝ち点を43までしか伸ばせず、ヨーロッパリーグ出場圏7位セルタと勝ち点4差、カンファレンスリーグ出場圏8位ラージョと勝ち点2差で11位につけている

「順位表は中盤が団子状態で、そこから抜け出せればいいんですけど、そこにはまっていますね。そこから抜けられるのか見てみましょう」

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