KuboGetty Images

これが久保建英だ!圧倒的技術を生かした独走ゴール…ビジャレアル戦でソシエダを1-0勝利に導く

13日のラ・リーガ第19節、レアル・ソシエダは本拠地レアレ・アレナでのビジャレアル戦を1-0で制した。日本代表MF久保建英は先発出場で、今季公式戦5得点目を決めている。

レアル・ソシエダにとって2025年初のラ・リーガの試合であると同時に、今季ラ・リーガ前半戦最後の試合。イマノル監督は前節セルタ戦(0-2敗戦)、さらに5日のコパ・デル・レイ、ポンフェラディーナ(2-0勝利)でベンチスタートとした久保を3戦ぶりに先発させている。中盤から前線のスタメンはMFスビメンディ、ブライス、スチッチ、FW久保、オヤルサバル、セルヒオ・ゴメスで、システムはいつもの4-3-3。

前半、ソシエダとビジャレアルはそれぞれボールを保持する時間帯がありながらも、チャンス自体は乏しい展開。ソシエダがボールを持ったとき、攻撃の起点となるのはやはり久保だった。右サイドからキレのあるドリブルを仕掛け、またタメをつくってからマイナスのパスを出して味方のシュートを引き出すなど、ソシエダの崩しを一手に担った。

前半最大の決定機を生み出したのも久保だ。34分、ソシエダの背番号14は右サイドを縦に突破して、ゴールライン際からマイナスのパス。ボックス内、浅い位置でこのボールに詰めたスチッチが右足でシュートを放つも、このボールは惜しくも右ポストに当たっている。試合はスコアレスで折り返しを迎えた。

迎えた後半、51分にスコアが動いた。動かしたのはソシエダ。決めたのは、久保である。

速攻の場面、オヤルサバルのロングボールを敵陣で受けた久保は、パレホのファウル覚悟のチェイスを物ともせず、そのままボックス内に侵入。前を走り止めようとするキコ・フェメニアを、絶妙な左足アウトサイドのボールコントロールでいとも簡単に抜き去りシュートコースをつくると、間髪入れず左足を振り抜いてGKルイス・ジュニオールを破った。

フェメニアのマークを外すボールタッチ、そしてシュートは久保特有の極上の技術が光った。単独で決め切ってみせた、まさにゴラッソ(ファインゴール)だ。日本代表MFはこのゴールが今季公式戦5得点目(ラ・リーガ4得点目)で、今季成績を25試合5得点2アシストとしている。

先制したソシエダはその後、ビジャレアルの攻勢を受けながら、速攻から追加点の機会を探る。イマノル監督は82分に2枚交代カードを切り、ここで久保をベンチに下げた。レアレ・アレナに集まったソシエダのサポーターは自分たちの背番号14に喝采を送り、「クーボ! クーボ!」と何度も、何度も叫んでいる。

ソシエダは終盤もビジャレアルの攻撃を受け続けたが、しかし無失点を維持し続けたまま試合終了のホイッスルまでを過ごし、久保が決めた虎の子の1点を最後まで守り切った。ラ・リーガ3試合ぶり勝利のソシエダは、勝ち点を28として7位で今季ラ・リーガを折り返している。

久保はもちろん、ファン投票によるこの試合のMOMを受賞している。

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