17日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)ベスト16、オサスナ対レアル・ソシエダは2-0でソシエダの勝利に終わった。なおソシエダの日本代表MF久保建英は、アジアカップ参加中で不在となっている。
昨季コパのファイナリスト(優勝はレアル・マドリー)、オサスナの本拠地エル・サダールに乗り込んだソシエダ。久保、アフリカ・ネーションズカップ参加中のマリ代表MFアマリ・トラオレを欠き、ナイジェリア代表から負傷離脱しながらもこの試合に招集リストされたサディクをベンチに置いたイマノル監督は、中盤に右からザハリャン、ウルコ・ゴンサレス、ミケル・メリーノ、前線にバレネチェア、アンドレ・シウバ、オヤルサバルを起用してキックオフを迎えている。
前半、ソシエダはボールを保持してオサスナ陣地で試合を進める。が、攻撃の軸だった久保不在の影響もあって攻撃陣の連係がぎこちなく、なかなか攻め切ることができない。対して、より縦に速い攻撃を仕掛けるオサスナもチャンスはほとんどなく、試合は枠内シュート0本のまま、スコアレスで折り返しを迎える。
後半、勢いよく攻撃を仕掛けたソシエダは、53分に千載一遇のチャンスを得た。ペナルティーエリア内でル・ノルマンを倒したカテナが一発退場となってPKを獲得。PKキックのスペシャリスト、オヤルサバルが枠内左に確実にシュートを沈めて、ついにスコアを動かしている。
イマノル監督はその後、次々に選手交代を敢行し、バレネチェア、ウルコ・ゴンサレス、オヤルサバル、アンドレ・シウバ、アリツを下げてブライス・メンデス、トゥリエンテス、サディク、マグナセライラ、アランブルを投入。ソシエダはサポーターの応援を背に受けるオサスナの執念の攻撃を受けながらも、1点リードを維持し続け、速攻から追加点を狙う。そして96分にはブライス・メンデスがペナルティーエリア内でGKアイトール・フェルナンデスに倒されて、再びPKを獲得。B・メンデス自身で蹴ったシュートはA・フェルナンデスに止められたが、こぼれ球をミケル・メリーノが押し込みオサスナに引導を渡した。ソシエダが昨季の準優勝チームを破り、コパのベスト8に歩を進めている。




