元イングランド代表指揮官のスヴェン=ゴラン・エリクソン氏は、北朝鮮から不正に協力することを求められたことを明かした。
2001年から2006年までイングランド代表を指揮し、その他にも数々のクラブや代表チームを率いたエリクソン氏。そんな同氏がノッツ・カウンティでディレクターとして働いていた当時、2010年ワールドカップの抽選会を前に44年ぶりに本戦出場を決めた北朝鮮の関係者から不穏なアプローチがあったようだ。
エリクソン氏はイギリス『BBC』で「ある日、彼らから接触があり“私たちと北朝鮮に来てもらえないか。非常に重要なことだ”と言われた。しかし、私は“ノー、北朝鮮には行きたくない”と断った」と話し、当時を振り返った。
「私にはイングランドの政府で働く知り合いがいて、彼女に“北朝鮮に行くことはできるか?”と尋ねると“絶対にダメ、スヴェン、あそこに行ってはいけない”と言われた。(元ノッツ・カウンティの共同経営者で詐欺で有罪判決を受けた)ラッセル・キングにはフットボールクラブのために北朝鮮に付いてくるように言われた。行きたくはなかったが、クラブにとって非常に重要なことだと言われた」
「私が会った北朝鮮の関係者は私がFIFA(国際サッカー連盟)の役員であることを知っていた。彼らは“私たちを助けてもらえないか?”と言ってきて、私は“もちろん、私にできることなら助けられる”と答えた。私はてっきり、ボールやシューズといったものを欲しがっているのだと思っていた」
「しかし、彼らは“私たちは楽な組み合わせを望んでいる”と言ってきた。彼らは抽選会での私の助けを求めていた。私は“私にはできない。誰にもできない。不可能であり、やろうとすること自体が罪になる”と言って断った。しかし、彼らは私の言っていることを信じようとはしなかった。非常に驚いたよ。本当に奇妙なことだった」
「これが私が北朝鮮に招かれた一番の理由だったと思う」
