元アーセナル指揮官のアーセン・ヴェンゲル氏は、欧州スーパーリーグの成功に疑問を感じているようだ。
18日、ヴェンゲル氏の古巣であるアーセナルをはじめとしたヨーロッパ12のメガクラブが欧州スーパーリーグの創設に合意したと発表。しかし、欧州サッカー連盟(UEFA)や各国リーグなどは反発し、さらに一部選手たちからも新リーグ創設を非難するなど、早くも混乱を来たしている。
そんな中、現在は国際サッカー連盟(FIFA)で役職に就くヴェンゲル氏は、イギリス『talkSPORT』で「バッドアイディアであると言いたい。フットボールは団結すべきであり、これが最も重要なことだ」と話し、懐疑的な姿勢を示した。
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「スポーツ面でのメリットに基づいたもので、ヨーロピアンフットボールから築かれた歴史をリスペクトするためのものだ。このアイディアは成功しないと個人的に確信している」
「この背景にあるものを正確にはわからないが、さらに危険な考えが背景にあり、プレミアリーグにとっての大きな脅威になるだろう。私がまだチームを指揮していたときから、プレミアリーグの影響力を減らすために他の国から多くの動きがあり、このような動きが加速しようとしていた」
また、古巣のアーセナルが参加を決めたことについて「何があったのか私にはわからない」と話した同氏は、「間違いなく我々はフットボールがシンプルで、理解できるものであり続けるために戦わなければいけないし、すべての人に成功するための平等なチャンスと夢がなくてはならない」とコメントした。