WhatsApp_Image_2021-11-20_at_22.48.55SC

『スタジアム974』カタールが2022年W杯に向けた7つ目のスタジアムを公開

カタールは現地19日、2022年ワールドカップ(W杯)の会場としては最新のものとなるスタジアム974を正式に発表した。

これまでラス・アブ・アブード・スタジアムとして知られていたスタジアム974は、デリバリー&レガシー最高委員会(SC)によって来年のW杯に向けた準備が整っていると宣言された、7番目の会場に当たる。

ハリファ・インターナショナル、アル・ジャヌーブ、エデュケーション・シティ、アフマド・ビン・アリ、アル・バイト、アル・トゥママ続いてW杯の試合開催に向けた準備が整ったと宣言されており、後はひとつの会場がベールを脱ぐのを待つだけとなった。

以下に続く

この会場は、11月30日にシリアとアラブ首長国連邦(UAE)が対戦するアラブカップの期間中に開設される予定だ。

WhatsApp_Image_2021-11-20_at_22.48.55_(1)

スタジアム975は、輸送用コンテナを主な材料として作られたユニークなスタジアムとなっている。会場はドーハ港のすぐ近くにあり、興味深いことに「974」という数字はカタールの国際電話番号でもある。

さらに、この会場は2022年11月21日に開催するW杯後、完全に解体することが可能。これはW杯史上初の試みとなる。また、会場は自然喚起されるため、高度な冷却技術を必要しない設計となった。

WhatsApp_Image_2021-11-20_at_22.48.56

W杯期間中、スタジアム974ではラウンド16までの7試合ほどが開催される予定だ。

SCの事務局長であるハッサン・アル・タワディ氏は以下のように述べた。

「スタジアム974の完成を発表できることを大変誇りに思う。これは2022年に向けた新たなマイルストーンであり、中東・アラブ地域での初のFIFAワールドカップ開催に向けて近づいている」

SCのオペレーションオフィスの会長兼テクニカルデリバリーオフィスの副会長を務めるエンジニアのヤシール・アル・ジャマール氏は、こう述べた。

「この印象的なスタジアム974は、持続可能性と革新性の誇り高い象徴だ。このスタジアムの完成は、FIFAワールドカップ開催に向けた私たちの歩みの中で、また一つ重要な出来事となった」

また、この4万人収容のスタジアムでは、アラブカップ期間中に6試合が開催される。

広告