スペインサッカー連盟(RFEF)は、スペイン女子代表のホルヘ・ビルダ監督の解任を検討しているようだ。イギリス『BBC』などが伝えた。
7月に開幕した女子ワールドカップ2023で、スペイン女子代表は大躍進。グループステージではなでしこジャパン(女子日本代表)に大敗を喫したものの、強豪を次々と破って初の決勝進出を果たすと、イングランド女子代表を1-0で下して優勝を成し遂げた。
しかしこの優勝セレモニー中、RFEFのルイス・ルビアレス会長がジェニファー・エルモーソに口づけに及び、世界中で物議を醸すことに。同会長は同意の上だと強調しているが、選手がそれを否定。女子選手だけでなく世界中からエルモーソへのサポートの声の他、ルビアレス会長の辞職を求める声が高まっている。
そして、この影響はビルダ監督の進退にも及んでいる模様。『BBC』によると、RFEFは現在、同指揮官との契約を解消する方法を模索しているようだ。この背景として、先週金曜日にルビアレス会長が連盟の臨時総会の中で辞任を否定する発言を繰り返す中、ビルダ監督は男子チームのルイス・デ・ラ・フエンテ監督らとともに拍手を送っており、物議を醸していた。ただし、両指揮官は後日、RFEF会長のエルモーソに対する行為を非難する側に回っている。
なおルビアレス会長は昨年9月、スペイン女子代表の15選手がビルダ監督のやり方などに反発して代表招集を拒否した際、同指揮官を支持して続投させていた。
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