マインツは9日、京都サンガF.C.からMF川﨑颯太を1年間の期限付きで獲得したと発表した。買い取りオプションも付帯しているという。
現在23歳の川﨑は京都のアカデミー出身で、2020年にトップチームに昇格。通算179試合に出場し、2023年からはキャプテンを務めた。今季も公式戦25試合に出場し、来年開催される東アジアE-1サッカー選手権2025のメンバーに選出されていたが、海外移籍の準備と手続きのため、出場を辞退した。
その初の海外挑戦の舞台となるのが、佐野海舟も所属するマインツだ。新天地の公式ウェブサイトを通じて、「昨シーズン、マインツ05の試合を観てきました。攻撃的なプレースタイルや、積極的なフォアチェックを仕掛ける姿勢がとても気に入っています。これからはマインツ05のユニフォームを着て、このスタイルをピッチで体現し、マインツのファンの皆さんと出会い、ブンデスリーガのスタジアムでの有名な雰囲気を味わえることを楽しみにしています」と喜びを語った。
また、クラブのニコ・ブンゲルトSD(スポーツディレクター)は、川﨑を「非常に多才なプレーヤー」として歓迎。「彼はテクニック、両利きの足、そして走力を兼ね備えている。我々の目を引いたのは、彼が高い位置から絶えず相手にプレッシャーをかけるのを好む点で、これは我々のプレースタイルに非常によく合っている。彼は競技面でも人間性の面でも、我々のチーム、クラブ、そしてこの街にうまく溶け込み、ここマインツで名を上げてきた多くの日本人選手たちに続く存在になると確信している」と期待を寄せている。
なお、川﨑はマインツにおいて4人目の日本人選手となる。現在、絶対的なレギュラーとして活躍する佐野のほか、過去には元日本代表FWの岡崎慎司氏や、現ヴィッセル神戸所属のFW武藤嘉紀も在籍していた。




