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シメオネ・アトレティコ痛恨の劇的逆転負け…13年無敗貫いてきたヘタフェに28試合目で初黒星!ラ・リーガ3位後退のピンチ

9日のラ・リーガ第27節、アトレティコ・マドリーは敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦を1-2で落とした。

アトレティコにとっては、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦レアル・マドリーとの1stレグ、2ndレグの間に開催されるとも言える“もう一つの”マドリーダービー。しかし“パルティード・ア・パルティード(試合から試合へ)”を哲学とするシメオネ監督にとって、チャンピオンズリーグ出場権獲得を成長の糧とし、なおかつ優勝も争っているラ・リーガを疎かにすることはもちろん許されないはずだ。

アルゼンチン人指揮官はGKオブラク、DFモリーナ、ヒメネス、ル・ノルマン、ガラン、MFジュリアーノ、デ・ポール、ジョレンテ、リーノ、FWグリーズマン、フリアン・アルバレスを先発で起用している。

前半はアトレティコが70%のボールポゼッションを記録……だが優位性は見せかけだった。ボルダラス監督率いるヘタフェの堅守は、アトレティコに効果的な攻撃を許さず、ペナルティーエリアにほとんどボールを入れさせなかった。惜しかったチャンスは40分にヘタフェが迎えたもの。ミジャのクロスからウチェがヘディングシュートを放ったものの、これはオブラクがセーブしている。

窮屈な試合を強いられるシメオネ監督は、ハーフタイムにデ・ポール、リーノを下げてバリオス、コレアを投入。後半開始後も58分にJ・アルバレスをスルロット、66分にモリーナをレマル(2023年9月のアキレス腱断裂から復帰!)、69分にグリーズマンをギャラガーに代えて、早くも交代カードを使い切るが、パフォーマンスの質は上がらないままだった。

だが70分、アトレティコはペナルティーエリア内でのアルデレテのハンドを誘発してPKを獲得。キッカーのスルロットがこれをしっかりと決め切り、リードを得ることに成功した。

スコアを動かしたアトレティコだったが87分、コレアがジェネに足裏タックルを食らわせてしまい、レッドカードで退場に。その直後、ロングボールによる展開でアランバリにネットを揺らされ、同点に追いつかれる。さらに92分には、ディエゴ・リコのミドルをアランバリがコースを変えて、これもゴールに……アトレティコはわずか5分間でスコアをひっくり返され、そのまま試合終了のホイッスルを聞いた。13年続くシメオネ・アトレティコは、これまでのヘタフェ戦成績が22勝5分けと圧倒的な成果を収めてきたが、ついに初黒星を喫している。

3連勝を逃した2位アトレティコは、勝ち点を56から伸ばせず。前日のオサスナ戦が延期となった首位バルセロナ(勝ち点57)に追いつけず。同日にラージョ戦を控える、勝ち点54の3位レアル・マドリーにも抜かれる可能性がある。

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