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シメオネ、J・アルバレスのゴール取り消しに納得いかず…記者会見で「彼がボールに2回触ったのを見た人はどうか手を上げてくれ!」

12日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグ、アトレティコ・マドリーは本拠地メトロポリターノでのレアル・マドリー戦に1-0で勝利。だが2戦合計スコアは2-2で、PK戦の末2-4で敗退が決定した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、PK戦でFWフリアン・アルバレスのゴールが取り消されたことへの不満を隠せなかった。

アトレティコの2人目のPKキッカーだったJ・アルバレスは、シュートを決め切ったものの数分後に取り消しに。その理由は、右足でキックする前に軸足である左足がボールに接触しており、2回ボールに触れていたとのことだった。ただ映像を見る限り、左足が実際にボールに触れていたかどうかは、人によって意見が分かれそうなところだ。

そして記者会見に出席したシメオネ監督は、やはり判定に納得がいっていない様子だった。

「フリアンが軸足を踏んでキックしようとしたとき、ボールはまったく動いていなかった。それなのにVARから知らせが入ったわけだが、VARはPKに介入するなど、初めて目にしたよ。まあ彼らは触ったのを見たということだろう。彼らが触ったのを見たのだと、私は信じたいと思っている」

シメオネ監督はさらに、J・アルバレス本人に触ったかどうかを確認したのかという記者と言い争いを演じ、会見場にいた数十人の記者たち全員に意見を求めている。

「君は触ったのを見たというのか? ここにいる人たちに聞いてみようじゃないか。フリアンが2回ボールを触ったのを見たという人がいるならば、どうか手を上げてくれ。さあ、手を上げてくれ! さあさあ! 手を上げてくれよ! フリアンが2回触ったのを見たなら、どうか上げてくれ!」

「……誰も見ていないじゃないか! (口論をした記者に)見ただろう? では、次の質問にいこう。……フリアンとは話はしていない。私は映像で見ただけだ」

シメオネ監督はその一方で、チームが見せたプレーには大きな満足感を得ているようだ。

「敗退すれば、痛みを抱えながらスタジアムを去ることになる。私たち全員が決勝を戦いたかった。だが、チームは全力を尽くしたんだ」

「眠りにつく方法は二つある。眠る前に『何て悪いプレーをしたんだろう』と言うか、『俺はすべてを出し尽くしたんだ』と言うかだ。チームはすべてを出し尽くした。人々から受けた拍手に値する。今日は美しい日だ。大会を後にすることになったが、私は心穏やかに去ることができるよ」

なお、シメオネ監督が「手を上げてくれ!」と言っている映像はSNSでも拡散されたが、過去にシメオネ監督とやり合ったレアル・マドリーMFダニ・セバージョスがその映像を引用して、絵文字で手を上げていた。

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