日本代表DF吉田麻也が所属するサンプドリアは3日、元ポルトガル代表の32歳MFアドリエン・シウヴァと契約解除に至ったことを公式サイトを通じて発表した。
EURO(ユーロ)2016覇者のシウヴァは、モナコへのローンを終えた2020年10月に当時の所属先レスターからサンプドリアへ移籍。1シーズン半ほど所属して公式戦44試合に出場したものの、パフォーマンスにはやや好不調の波が見られた。
今シーズンはセリエA17試合に出場していたシウヴァだが、今年6月の契約満了を待たずにクラブと双方の合意の下で今冬の契約解除を決断。UAE(アラブ首長国連邦)1部アル・ワフダ・アブダビのオファーを受け、中東へ向かう見込みとなっている。
イタリアメディア『スカイスポーツ』の報道によれば、サンプドリアはシウヴァの後釜としてトリノのMFダニエレ・バゼッリやMFトマス・リンコン、ローマのMFゴンサロ・ビジャールら所属クラブで十分な出場機会を得ることができていない3人をリストアップしたとみられる。
サンプドリアは一方、指揮官ロベルト・ダヴェルサが目指す4-3-3へのシステム変更を可能にするため、ボローニャに所属するU-21イタリア代表FWエマヌエル・ヴィニャートの獲得を目指している。ボローニャFWの獲得には、27歳のMFヴァレリオ・ヴェッレとのトレードを検討しているとみられる。


