明治安田J1リーグは28日に第22節が行われ、湘南ベルマーレと横浜F・マリノスが対戦した。
今季は開幕から苦しい戦いが続き、現在勝ち点14で最下位に低迷する横浜FM。大島秀夫監督の初陣も敗れて3連敗中と難しい戦いが続く中、敵地での一戦に臨んだ。一方の湘南も、直近4試合勝利なし(1分け3敗)で17位と降格圏が迫る中、勝利が欲しい状況でのホームゲームとなっている。
湘南は開始2分でいきなり決定機を迎えると、4分にもCKから畑大雅がチャンスを作るなど積極的な入りを見せる。一方で横浜FMは序盤のピンチを凌いだ後、15分付近からは相手陣内深い位置まで侵入し始め、ゴールに近づいていく。しかし互いにチャンスは作るものの、ゴールまで繋がらない時間が続いた。
それでも42分、湘南が先制に成功。相手陣内でボールを奪って速攻を仕掛けると、最後は鈴木章斗のクロスを平岡大陽がヘッドで押し込んだ。ホームチームが良い時間に先制し、前半をリードして折り返す。
後半も激しい攻防が続く中、湘南は60分にアクシデント。相手との接触で負傷した鈴木淳之介がプレー続行不可能に。担架でピッチを後にし、大岩一貴との交代を余儀なくされた。
すると61分、横浜FMが同点に追いついた。縦に速い攻撃から天野純がスペースにパスを送ると、エウベルが飛び出したGKより先に触ってコントロールし、シュートを流し込んだ。チーム4試合ぶりのゴールでアウェイチームが試合を振り出しに戻す。
その後も一進一退の攻防が続くと、80分には横浜FMに決定機。しかし、アンデルソン・ロペスのヘッドはポストに直撃した。さらに85分、右サイドに抜け出した井上健太のクロスにフリーの宮市亮が合わせたものの、ヘッドは枠の外へ外れている。
試合はこのまま終了。1-1で両チームが勝ち点を分け合う結果となった。湘南はこれで5試合勝利なし(2分け3敗)、横浜FMは連敗を「3」で止めるも4試合ぶりの勝利とはならなかった。
