ナポリとナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンの関係が修復不可能なものとなっているようだ。『Arena Napoli』が報じた。
2022-23シーズンのセリエAで32試合26得点を記録し、得点王に輝いてナポリを優勝に導いたオシムヘン。続く2023-24シーズンも25試合15得点を記録すると、今夏にはチェルシーやパリ・サンジェルマン(PSG)、サウジアラビアのアル・アハリからの関心が報じられていた。
イタリア版『スカイスポーツ』によれば、オシムヘンはアル・アハリと年俸4000万ユーロ(約64億6000万円)の4年契約(合計1億6000万ユーロ/約258億3000万円)で合意していたとのこと。しかし、クラブ間交渉ではアル・アハリが提示した移籍金8000万ユーロ(約129億2000万円)に対し、ナポリが500万ユーロ(約8億1000万円)の上乗せを要求したため、決裂に終わったと伝えられている。
そして、今回の報道によれば、クラブ間交渉決裂の結果を聞いたオシムヘンと代理人が怒りを見せたという。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長とスポーツディレクターを務めるジョバンニ・マンナ氏に対し、代理人が激怒の電話をかけたようだ。
去就が宙に浮く状態となったオシムヘンだが、まだ移籍市場を開いているサウジアラビアのアル・アハリが再び交渉に戻ってくる可能性も低いとのこと。クラブとの関係から、アントニオ・コンテ監督下のナポリでも起用の見込みは薄く、来年1月の移籍市場まで雌伏の時を過ごすこととなるかもしれないと伝えられた。


