元イタリア代表FWファビオ・クアリアレッラが現役を引退することを表明した。
現在40歳のクアリアレッラは、1999年にトリノでデビュー。そこからいくつかのクラブを経由して2006年にサンプドリアに加入するとさっそく13得点をマークし、翌年にはウディネーゼへと移籍した。ウディネーゼの後はナポリ、ユヴェントスなどでプレー。トリノを経由して2016年に再びサンプドリアへと移籍すると、2018’-2019’シーズンにはセリエA11試合連続得点や史上二人目となる36歳以上での20得点を記録し、そのシーズンは26得点で得点王に輝いた。
2022年には史上5人目となるセリエA550試合出場を達成。翌年、チームから退団が発表され、その後フリーとなっていた。
そんなクアリアレッラは『スカイ・スポーツ』のジェノバダービー特集で「 僕は今、フィールドに立つことができない体調なんだ」と語り、8月からフリーとなっていたストライカーがブーツを脱ぐ決意を固めたことを表明した。
また、クアリアレッラは将来の目標について「夢は常にあるはずで、一つはフットボールの世界にとどまり、自分に合った役割を理解することだ。ただ、どの道に進むか考える時間は十分にある」とし、夢としてはサッカー界に留まりたいと思いを明かしている。
これまで8つの異なるジャージを着て、それぞれのチームで特別な思い出を残してきたクアリアレッラ。セリエA通算182ゴールを記録したストライカーは、ついに現役を引退するようだ。


