カディスは20日、セルヒオ・ゴンサレス監督(47)の解任を発表した。
これまでのエスパニョールやバジャドリーを率いてきたセルヒオ・ゴンサレス監督は、2022年1月にアルバロ・セルベラ氏の後任としてカディス指揮官に就任。2022-23シーズン、2023-24シーズンにチームをラ・リーガ1部残留に導き、またクラブ史上初めてカンプ・ノウでバルセロナを下すといった偉業も達成してきた。
だが今季チームは低迷し、9月以降勝利なし。ラ・リーガでのここまでの成績は2勝9分け10敗で、降格圏に沈んでいる。カディス首脳陣は第21節、アウェーでのアラベス戦に0-1で落とした翌日に解任の決断を下した。
なおアラベス戦終了直後、アウェー席に座るサポーターたちがチームの絶不調に涙を浮かべる中、セルヒオ・ゴンサレス監督はフラッシュインタビューで「選手たちににはこの日々に対する感謝を伝えたい」と発言。前節、ホームでのバレンシア戦で1-4の惨敗を喫した際、「セルヒオ出ていけ!」のチャントを歌われていた同指揮官は、すでに解任されることを覚悟していたようだった。なお同指揮官にとってアラベス戦は、カディス監督として臨んだラ・リーガ1部77試合目となり、同クラブの最多指揮記録を樹立している。
なおセルヒオ・ゴンサレス監督の後任候補には、スパルタク・モスクワのギジェルモ・アバスカル監督や、ルビ氏、ディエゴ・マルティネス氏、エドゥアルド・ベリッソ氏の名が挙げられている。


