イングランド代表のレジェンドであるスティーヴン・ジェラード氏は、スコットランドの名門であるレンジャーズからの監督復帰オファーを断ったようだ。『BBC』が伝えた。
ジェラード氏は2018年から2021年までレンジャーズを率い、2020-21シーズンには宿敵セルティックの10連覇を阻止。スコティッシュ・プレミアシップ制覇を達成し、監督としての評価を一気に高めた。だが、その後はアストン・ヴィラ、さらにはサウジアラビアのアル・イテファクで結果を残せず、今年に入ってから再びヨーロッパでの指揮復帰に意欲を示していた。
『BBC』によると、ジェラード氏はレンジャーズのラッセル・マーティン監督の解任を受け、今週初めにクラブ首脳陣と会談。交渉は順調に進んでいたものの、最終的にジェラード氏は面接プロセスから撤退する決断を下したとのこと。クラブ側も将来的な復帰には前向きとされるが、現時点での再任は見送られることになったようだ。
レンジャーズは6月に就任したマーティン前監督を、わずか17試合で解任。チームは開幕7試合で1勝と苦戦が続き、現在リーグ8位に低迷している。次節はダンディー・ユナイテッドとのホーム戦を控えるが、指揮官不在のまま臨む可能性が高い。
