セルティックは4日、アルビレックス新潟から稲村隼翔を獲得したことを発表した。契約は4年となる。
FC東京U-15深川出身で現在23歳の稲村は、前橋育英高校から東洋大学に進学。大学3年時の2023シーズンから特別指定選手として登録されると、翌2024シーズンには明治安田J1リーグ12試合、YBCルヴァンカップでは7試合に出場し、クラブの決勝進出に貢献した。正式入団となった今季は主力として16試合に出場。先日、海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱していた。
今回、セルティック加入が決まった稲村に対し、ブレンダン・ロジャース監督は「隼翔をセルティックに迎えることができて喜んでいる。彼と一緒に働けることを楽しみにしている。彼は将来性と可能性に満ちた若い選手だ。我々のチームに加入することで、キャリアの次のステップを踏み出すことを喜んでいることを知っている。彼をスカッドに迎え入れることを楽しみにしているよ」と加入を喜んでいる。
セルティックのレジェンドである中村俊輔氏と同じ25番のユニフォームを着用することが決まった稲村は『セルティックTV』で、「これまで多くの日本人選手がこのクラブで活躍している。世界的に見てもビッグクラブのセルティックに加入することができて本当にワクワクしています」と主張。続けて、「今、所属している日本人選手たちも素晴らしい結果を残していますし、だからこそ日本人選手として期待してもらっていると思います。その期待に応えたいと思います」と語った。
また、25番を選んだ理由としては「提示してもらった中で、ひとつ輝いて見えたので選ばせてもらいました。中村選手に関して言えば、小さい頃からキックを真似していて好きな選手でした」と語り、「今までの日本人選手たちの活躍を超えられるように頑張りたい」と今後への思いを明かしている。


