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板倉滉を取り巻く移籍報道が過熱!ブンデス勢、プレミア昇格組、スコットランド王者の合計10クラブが興味

イギリス『ボーンマス・エコー』によれば、プレミアリーグ昇格のボーンマスやフラムも、今季ブンデスリーガ2部シャルケでプレーした日本代表DF板倉滉に興味を示しているという。同選手を巡る争奪戦に欧州10クラブが参戦するかもしれない。

板倉は昨夏にマンチェスター・シティからの買い取りオプション付きのレンタルでブンデスリーガ2部に降格したシャルケに加入。同クラブでは同クラブでは加入直後の第4節から公式戦すべてとなる32試合に出場し、今年3月の監督交代まで主に3バックの中央として、その後は主にボランチとしてプレーし、1シーズンでの1部復帰に大きく貢献した。

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しかし、シャルケ競技部門を担当するペーター・クネーベル役員は以前、板倉の完全移籍移行のために新たな債務を負うことを否定。「我々はコウを残すことを試み、私は現時点で何も除外したくない」と強調するも、引き留められない可能性を示唆していた。今月31日が期日となっている買い取りオプションを行使するため、500~600万ユーロ(約6億8000万~8億2000万円)が必要と見られ、その調達のためにほかの選手を売却しなければならないとされるが、今のところMFラッビ・マトンドやMFアミーヌ・アリ、DFオザン・カバクら放出候補の移籍は進んでいない。

そんな中、期日が近づくに連れ、各国メディアで板倉に関する移籍報道が過熱。ドイツ『スカイ』によれば、ブンデスリーガからは3クラブが熱視線を送っており、そのうち2クラブはフランクフルトとマインツだという。すると、イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』は、スコットランド王者のセルティックとブンデスリーガのフライブルクからの興味を伝えた。

さらにドイツ『シュポルト1』のクリストファー・ミヒェル記者は26日、今季ブンデスリーガ最終順位5~10位のウニオン・ベルリン、フライブルク、ケルン、マインツ、ホッフェンハイム、ボルシア・メンヒェングラットバッハが25歳の獲得に動いていると指摘。そして28日、イギリス『ボーンマス・エコー』ではチャンピオンシップを首位フィニッシュのフラム、2位フィニッシュのボーンマスが板倉の新天地候補として挙げられた。

これらにより、板倉へ関心を示していると報じられるブンデスリーガクラブは来季チャンピオンズリーグ出場のフランクフルトや来季ヨーロッパリーグ出場のウニオンやフライブルクを含めて「7」に。それにスコットランド王者として来季チャンピオンズリーグに出場することになったセルティックやプレミアリーグ昇格組の2クラブも獲得レースに加わり、欧州の合計10クラブが同選手に白羽の矢を立てていると伝えられている。

一方、各クラブの動きはどこまで具体的なものであるのかは定かではない。いずれにせよワールドカップイアーであるだけに、日本代表での定位置を目指す板倉は移籍先を選択するにあたって、個人の条件面のほか新クラブのプレースタイルや自身の起用法、適応しやすい環境であるかなど判断材料が様々。もっとも、以前『GOAL』と『SPOX』 のインタビューで「僕がずっと持っている目標は、1部リーグでプレーすることです」とも語っていた板倉だが、一転してシャルケへの完全移籍移行が決まればさほど悩むことないかもしれないのだが…。

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