アスレティック・クラブの主将FWイニャキ・ウィリアムズはサウジアラビアでのスーペルコパ・デ・エスパーニャ開催を批判した。『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。
この大会は、スペインサッカー連盟(RFEF)がサウジアラビアと開催契約を結んだことを受けて、過去6シーズンにわたりサウジアラビアで開催。この契約によりRFEFは年間約4,000万ユーロの収入を得ており、RFEFはこの資金を草の根レベルの活動に再投資することでこの構想を擁護している。一方で、準決勝や決勝でさえもスタジアムの観客が半分しかいない状況で行われることが多く、レアル・マドリーとバルセロナへの支持が圧倒的に高いのが現状だ。
準決勝第1戦でバルセロナと対戦するアスレティックのイニャキは、「これまで何度も言ってきたことだが、これらの問題については口を閉ざすつもりはない」と切り出した。
「僕にとって、サウジアラビアでプレーするのは、もっと良い言葉が見つからないのだが、本当に最悪だ。国内大会を別の国で開催しなければならないのは、ファンにとって容易なことではない。特に移動の便宜を図るとなるとなおさらさ。多くのファンを抱える僕たちにとっては、まるでアウェーでプレーしているような気分だよ。もしここ(オサスナ)で開催されていたら、どれほど多くのアスレティックファンが応援に来てくれるか、誰もが知っている」
特にウィリアムズにとって、今回の遠征は家族生活に劇的な支障をきたすものとなるだろう。アスレティックが決勝に進出した場合、彼は子供が生まれた直後で、1週間ほど家を離れることになる。
「数日後には父親になる。妻と息子をここに残さなければならないのは辛いが、それも仕事の一部だ。僕はクラブの意のままに行動するし、スーパーカップでもベストを尽くす」
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