サウジアラビア女子代表のテクニカルディレクターであるモニカ・スターブ氏は、同国が2035年女子ワールドカップの開催を望んでいることを明かした。
サウジアラビアは現在、フットボールの発展に尽力する。昨年のワールドカップで優勝したアルゼンチン代表に唯一の黒星をつけてその実力を国際舞台で示し、クラブレベルではクリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマ、ネイマールら、ヨーロッパからビッグネームを次々と獲得してきた。
そんなサウジアラビアは、11年後の2034年ワールドカップの招致を目指すことを公言しており、アジアサッカー連盟かオセアニアサッカー連盟の加盟国での開催が有力視される同大会のホストになる最有力候補であると考えられている。
さらに、サウジアラビアは2034年の翌年に開催される女子ワールドカップの招致をも視野に入れる様子。同国女子チームのテクニカルディレクターのスターブ氏は、イングランドとの招致合戦になる可能性も指摘される同大会を中東に招き入れたいと語った。その様子をイギリス『BBC』が伝えている。
「サウジアラビアの女子サッカーに明るい未来があると信じている。私はサウジアラビアが男子ワールドカップの招致を望んでいることを知っている。どうして2035年に女子ワールドカップを招致できないと言うの?サウジアラビアは2026年女子アジアカップの招致を目指しているから、私たちには今、最低でもそのレベルで戦うための準備ができているチームがある」
「私たちは2年前から地域レベルのリーグも開始した。私たちのリーグが毎年どれだけ成長しているかを見ることができるはず。来年から10チームのプレミアリーグが行われ、最終的には12チームになる。私たちには多くの代表選手たちがいて、サウジのレベルを引き上げている。サウジでは、女性はリスペクトされていて、平等だ。サウジの認識を変えることができると願っている」


