21日に予定されているセリエA第19節を前に、サレルニターナで新型コロナウイルス陽性者が確認され、地元当局がチームのウディネへの移動をストップした。サレルニターナが公式サイトを通じて発表した。
その後、サレルニターナはチーム内の新たな陽性者の発生を受けて保健所からチームの活動や試合への出場の停止の要請を通達され、レーガ・セリエAへ報告を行ったことを伝えている。
今季23シーズンぶりとなるセリエA昇格を果たしたサレルニターナ。しかしイタリア最高峰のリーグでは、18試合を終えて2勝2分14敗で最下位と高い壁に阻まれている。そんな中、チームは新型コロナウイルスという見えない敵にも立ち向かわなければならない。
ウディネーゼとの年内最終戦を控え、サレルニターナは20日、敵地ウディネへと移動する計画となっていたが、直前に選手1名の陽性が判明。このため地元の保健当局により、チームの移動が禁じられた。
サレルニターナはガイドラインに則り、PCR検査を実施。残る全員の陰性が確認されれば試合当日の21日にプライベートジェットでウディネ入りする予定だった。しかし、アンジェロ・ファビアーニSD(スポーツディレクター)は地元メディア『Sei TV』のインタビューの中で新たな陽性者が判明したことを明かした。
「チーム内で2例目となる陽性者が判明した。このほかスタッフの数名も陽性反応を示しており、このうち1人は症状がある。21日にプライベートジェットを予約しているが、保健所の指示を仰ぐことになる」
一方、ウディネーゼのピエルパオロ・マリーノTD(テクニカルディレクター)は、予定通り現地時間18:30に試合が開催されることを強調した。
「レーガ(セリエA)から火曜日の18:30に試合が行われるとの確認が取れた。変更はないだろう。これがレーガの決定だ。サレルニターナは明日の10:00に出発するとの確認が取れている。我々も受け入れの準備ができている。試合を延期しなければならないほど重大な状況であるとの連絡もレーガから来ていなかったので、チームは常に集中力を保っていた。試合は99.99%行われる」
しかしその後、サレルニターナは公式サイトを通じ、チーム内の新たな陽性者の発生により保健所からチームの活動停止の要請および試合への出場禁止の措置を受け、レーガ・セリエAへ報告を行ったことを発表した。




