アーセナルのレジェンドであるフレディ・ユングベリ氏は、リヴァプールFWモハメド・サラーをめぐる状況に持論を展開した。『ミラー』が伝えている。
リヴァプールで公式戦369試合出場224ゴール100アシストを記録し、プレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグ制覇の立役者となってきたサラー。今季も公式戦20試合で13ゴール11アシストと目覚ましい活躍を続けているが、現在去就が大きな話題となっている。32歳FWとリヴァプールの現行契約は今季限りまで。しかし、以前から「リヴァプールから新契約はもらっていない。残留よりも退団に近づいている」と公言しており、さらに1日のマンチェスター・シティ戦(2-0)後には「アンフィールドでのシティ戦はこれが最後」と明言。現地で大きな注目を集めた。
こうしたサラーの言動に対しては、以前にリヴァプールOBジェイミー・キャラガー氏が「利己的だ。非常に失望している」と批判の声を上げていた。しかし、ユングベリ氏はそのキャラガー氏の発言に反論。母国スウェーデンメディアに対し、以下のように語った。
「私の考えでは、クラブ側が無礼だと思う。キャラガーはあのように言っていたが、サラーが無礼な態度を取っているわけではないと思うよ。残念だが、ふざけた話だよね。サラーほどの実力がある選手と契約延長を望まない、もしくは彼が出ていきたいのであれば、そう伝えるべきだろう」
「リスペクトを示すべきだ。『君は年を取りすぎているし、要求も高すぎる。財政的に我々には不可能だ』と伝えるべきなんだ。サラーがあんなことを言っているのは、クラブに新契約を結ぶようにプレッシャーをかけたいからだろう。つまり、クラブに残りたいんだ」
なおキャラガー氏は、マンチェスター・C戦後に『スカイスポーツ』で「リヴァプール最高の選手。2年契約を与えるべきではないとは言っていないし、大金を稼ぐべきではないとも言っていない。だが、このクラブは“彼が望むものすべてを与える”という考えで成り立ってはいないんだ。クラブの成功はそこから生まれている。クラブは常に、個人よりも重要なんだ」とも主張している。




