ローマが今夏、ウォルヴァーハンプトンのポルトガル代表GKルイ・パトリシオの獲得を目指していると、イタリアメディア『スカイスポーツ』が7日、報じた。
来シーズンからポルトガル人のジョゼ・モウリーニョ氏が指揮官に就任するローマ。今夏の移籍市場では、これまでにスイス代表主将のMFグラニト・ジャカなどへの関心が伝えられているが、ゴールマウスにはウォルヴァーハンプトンのパトリシオがリストアップされている。モウリーニョ氏と同胞でポルトガル出身のパトリシオは、1988年生まれの33歳。経験豊かなベテランとあり、ローマは理想的な補強であると判断したようだ。
ウォルヴァーハンプトンンは現時点で移籍金1200万ユーロ（約16億円）を要求。一方のローマは700～800万ユーロ（約9～11億円）程度への値下げを目指し、交渉するとみられる。イングランドのクラブは、すでに守護神の放出に備え、後釜としてオリンピアコスに所属するポルトガル人GKジョゼ・サの獲得に乗り出していると伝えられている。
イタリアメディアは同時に、ジャカの獲得交渉の動向についても触れている。ローマはアーセナルに対し、移籍金1500万ユーロ（約20億円）のオファーを提示したが、アーセナルはこれを拒否したとみられる。しかしローマは今後も交渉を続けていく方針を示している。またローマの補強を巡り、ベンフィカが所有権を持つトッテナムのFWカルロス・ヴィニシウスも候補として報じられたが、イタリアメディアは「ローマが関心を抱いている選手ではない」との見解を示した。
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