Nicolo Zaniolo RomaGetty

ローマとザニオーロは「完全衝突」?移籍金42億円で合意も選手がボーンマス移籍拒否…クラブは懲戒処分検討か

ローマとイタリア代表MFニコロ・ザニオーロとの関係は、日に日に悪化しているようだ。

2018年夏にインテルから加入し、わずか19歳ながらも頭角を現して有望な若手として大きな期待を受けたザニオーロ。近年は1年間で2度も膝の重傷を負うなどケガに苦しんだが、2019年にデビューしたイタリア代表でも11キャップを記録。高く評価される攻撃的MFである。

そんなザニオーロだが、今冬の移籍市場での退団を希望。すでにローマの試合への帯同を拒否しており、ジョゼ・モウリーニョ監督も選手側の希望を認めていた。イタリア『スカイ』などによると、これまでザニオーロにはトッテナムやミランが関心を寄せており、選手は両クラブへの移籍に前向き。ミランとは個人条件面で合意に至ったとも伝えられていたが、ローマ側の要求を前に獲得を断念したと報じられている。

そして移籍市場に精通するジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、ローマはボーンマスから届いた移籍金3000万ユーロ(約42億円)+ボーナス、さらに放出時に移籍金の10%を支払うというオファーを受け入れ、27日の会談で合意に達したという。ボーンマス側は、ザニオーロには現在の年俸の2倍となる金額を準備しているようだ。

しかし、ザニオーロ側はボーンマスへの移籍を拒否。ボーンマスのスポーツディレクターと会談することを断っているという。そしてローマ側は、これまで残留実現に向けて様々な解決策を探した後、唯一受け入れたオファーを拒否されたことで、ザニオーロへの懲戒処分を検討し始めたようだ。

両者の関係についてディ・マルツィオ氏は「完全衝突」とも伝えている。移籍市場閉幕が迫る中、どのような決着を見るのだろうか。

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