ガラタサライに移籍したニコロ・ザニオーロが、古巣ローマを「約束を果たさなかった」と糾弾した。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
ザニオーロは1月に退団を希望したものの、クラブ間合意に至っていたボーンマスへの移籍を拒否。2月にガラタサライと4年契約を結び、ローマからの退団が決まった。ザニオーロは移籍の経緯について「約束が果たされなかったことについては、何時間でも話すことができる」と語る。
「彼ら(ローマ)は僕が先鋒だと言ってくれたが、その代わりに僕はいつもただの金になる選手とみなされてきた。2年間、新契約の準備ができたと聞かされ続けた。昨年1月、僕は自分の収入より少しだけ多い額でサインしたんだ。ローマでは元気だったし、(契約を大幅に改善するには)ファイナンシャル・フェアプレーの問題があることも知っていたからだ。いろいろ話しているうちに、もう飽き飽きとしてしまった。もし、自分の別れについて考えなければならないのなら、他の人たちもそうしなければならないと思う」
クラブのサポーターからは後ろ指を指されながら退団したことについて、ザニオーロは「とても残念なことだ。ローマは僕にすべてを与えてくれた。ローマのおかげで僕は勝利を知り、代表デビューも果たしたし、息子もそこで生まれた。そのようなレッテルを貼られたことは大きな痛手だった」と明かしている。
