ローマのレジェンドのフランチェスコ・トッティ氏が3日、元同僚のアントニオ・カッサーノ氏らが配信するYouTube(ユーチューブ)チャンネル「Viva El Futbol」に出演し、自身が望む次期ローマ監督や現時点でのセリエA最強選手を明かした。
ローマ生まれでローマの下部組織出身のトッティ氏は、キャリアを通じてローマ一筋を貫き、2017年に現役引退を迎えた。元イタリア代表のレジェンドは、当時の背景を振り返った。
「シーズン中盤に、クラブから私が(去就を)決めるべきだと言われた。私にとってローマが最優先だったので、無償でもプレーする用意があることを伝えた。だがシーズン終了の3試合前、『これが君の最後のダービーだ』って言われたんだ。(ルチアーノ)スパレッティ指揮下の最後の1年はバラ色ではなかったよ」
現在、ローマの指揮を執るクラウディオ・ラニエリは今シーズン限りで退任する意向を示している。トッティ氏は、自身がローマの次期監督に望む指揮官の名前を挙げた。
「優勝するためには、偉大な指揮官と偉大な選手が必要だ。いまのローマは、中の上、5~7位くらいでそれ以上ではない。ローマには(カルロ)アンチェロッティが必要だ。どうせ来ないだろうけどね。もし来るとしたら『チームはどれ? このチームなら行かない。背骨から変えるべきだ』って言われるだろう。もし自分がディレクターなら説得を試みるつもりだ。私が電話すれば、他の人とは違うかもしれないからね」
続いてローマOBは、古巣で活躍するパウロ・ディバラが現時点でセリエA最強選手であると主張し、絶賛した。
「彼は才能に関して世界最強選手の1人だ。私の時代と比較すると才能はやや欠けるかもしれないが、彼は最強レベルだよ。現時点でセリエA最強選手だ。彼がボールを持つと、ボールが歌っているようだ」
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