Maresca - Roma MilanGetty Images

ローマ幹部がセリエA主審に苦言「選手や監督は質が高いのに誰も判定基準が分からない」

ローマのティアゴ・ピントGM(ゼネラルマネージャー)が1日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューでセリエAの審判員に苦言を呈した。

31日に行われたセリエA第11節において、ミランに1-2と敗れたローマ。ピントGMは、「ミランは素晴らしい試合をし、勝利にふさわしかったかもしれない」と対戦相手のパフォーマンスを称える一方、ミランの2点目につながったPK判定などを巡り、主審に不満を示した。

「昨日の試合やここ11試合で起きた出来事は隠すことができない。判定基準があまりにも違い、相反している。監督や選手たちに何と伝えればよいのかもわからないほどだ。ロレンツォ・ペッレグリーニは、ウディネーゼ戦で受けたイエローカード2枚のために、ダービーの欠場を余儀なくされた。あのようなシーンはセリエAで何度も見ているが、これまでペッレグリーニと同じ基準が適用されたことはなかった」

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「ダービーでは、(エリア内でニコロ)ザニオーロが倒されたがPKは与えられず、そこからラツィオの2点目につながった。あの時は、『VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)はミスであるとの確信がなければ、主審に呼びかけることができない』と説明を受けた」

「昨日のミラン戦では、ズラタンに対するファウルがないことは明らかだった。(ロジェール)イバニェスはボールを触っていた。ミスがあったことは明らかなので、VARは主審に対し、状況を確認するよう求めた。だが残念なことに、またしても主審はローマに不利な判定をした」

「終盤のペッレグリーニと(シモン)ケアーの接触もPKのはずだった。しかし主審がイブラヒモヴィッチの時に呼びかけを無視したため、VARは介入しなかったのかもしれない」

「イタリアには、クオリティの高い選手や監督がいる。代表チームはヨーロッパ王者でもある。それなのに、誰も判定基準を理解していない。ローマは判定基準のブレにより、損害を被っているように感じる。プロとして判定基準について考えていかなければ、リーグの信頼性を失う」

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