ローマの指揮官クラウディオ・ラニエリが、28日のヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第5節のトッテナム戦終了後、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューでDFマッツ・フンメルスを称えた。
今シーズンで3人目となる指揮官ラニエリの下で再出発したローマ。新監督の初陣となった敵地でのナポリ戦を0-1と落としたものの、28日に行われたトッテナム戦では奮闘。プレミアリーグの強豪を相手に敵地で2-2と引き分けたが、指揮官は満足感を語っている。
「選手たちは素晴らしい試合をしてくれた。ナポリ戦では、点を取られたら取り返すべきなのにできず、満足していなかった。私は守りを固めるのではなく、攻撃を仕掛けるチームであってほしいと思っている。ファンは勝とうとするチームが好きなんだ。選手たちは今回、決してあきらめることがなかった。どのようにカルチョをプレーするのかを忘れていなかったことをファンに見せて欲しい」
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なおトッテナム戦では、今夏に加入するも出場機会に恵まれていなかった35歳DFフンメルスが移籍後初先発。開始3分で相手の先制点につながるPKを献上したものの、1-2で迎えた後半アディショナルタイムに同点弾を挙げる活躍を見せた。ローマ指揮官は賛辞を贈った。
「PKのシーンにおいてはわずかに遅かっただけで、こうしたことはVARでしか分からない。しかし、彼は並外れた経験を持っている。チームに落ち着きと安心をもたらしてくれた。まだ100%の状態ではないが、この守備においてかなり良いパフォーマンスが見せられるようになるだろう」