Spinazzola Roma FeyenoordGetty Images

勝ち点返却で3位浮上のユヴェントスにライバルは困惑「3カ月異なる順位表で戦っていた」

ローマのティアゴ・ピントSD(スポーツディレクター)が20日のヨーロッパリーグ(EL)準々決勝フェイエノールト戦セカンドレグが行われた際、ユヴェントスの処遇について言及した。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。

今年1月、前経営陣の不正問題によりイタリアサッカー連盟の(FIGC)の控訴裁判所において、勝ち点15ポイント剥奪の処分が科されたユヴェントス。リーグ戦で10位へと転落したトリノのクラブは、これを不服としてイタリアオリンピック委員会(CONI)の司法機関に控訴していたが、20日、CONIは、FIGCの控訴裁判所への差し戻しと再審を求める判決を下した。

この結果、剥奪されていた15ポイントはいったん返却され、ユヴェントスは59ポイントでチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位へ浮上した。だがアッレグリのチームが上位争いから離れてポイントを積み重ねる中、ミラノとローマの4クラブやアタランタなどは熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いを繰り広げてきただけに、不公平感がぬぐい切れないようだ。4位へと後退したローマのピントSDが心境を吐露した。

「泣かないために笑い飛ばさなければならない。私は弁護士ではないので、司法に関する問題は、私が話すべきことではない。だが、カルチョの人間として発言するが、我々は3カ月にわたって異なる順位表で戦っていたということになる。つまりこうしたメカニズム自体が間違っているということだろう。これ以上、私が言うべきことはない」

ただ、『ガゼッタ・デロ・スポルト』のアンドレア・ディ・カーロ副編集長が指摘するように、ユヴェントスが再びポイントを失う可能性は高いとの見解もある。今後の動向は注目されるところだ。

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