ローマのパウロ・ディバラは、サウジアラビア行きを受け入れず、残留することを決めた理由を明かした。
2022年夏までユヴェントスで活躍したディバラは、その後ローマに加入。2シーズンにわたって公式戦77試合で34ゴール18アシストを記録した同選手は、2シーズン前のヨーロッパリーグ決勝進出などに主力として貢献した。
そんなディバラだが、今夏の移籍市場でその去就に揺れる。サウジアラビアのアル・カーディシーヤが獲得に興味を持ち、3年総額7500万ユーロ(約121億円)とされる好条件のオファーを提示。選手側と今夏の移籍で合意したと有力メディアが報じていた。しかし、同選手はローマ残留を決断し、サウジアラビア行きの可能性は消滅した。
1-2で敗れた25日のエンポリ戦後、ディバラはサウジアラビア移籍を拒否した理由について「みんなが金のことを考えているけど、決断を下すために、家族や妻、街、チーム、代表チームに戻るという僕の気持ち、たくさんのことをテーブルの上に並べた」と話し、以下に続けた。
「僕は30歳で、今いい感じだ。ケガについてのたくさんの批判を目にしてきたけど、最高のパフォーマンスをするために毎日一生懸命やろうとしている」
「もちろん、あのような金額を見れば…、そのことについて考えなかったと言うことはできない。でも、僕はいくつかの側面を重要視した。代理人が多くの金を得ようとしたことは事実ではない。僕にとって最も大切なことは幸福だ。僕たちは長い間協力してやってきた。僕はアラブのクラブと直接話していたわけではなかったから、彼らがどのような反応をしていたのかわからない」


