Jose Mourinho Roma 2023-24Getty Images

「モウリーニョに対してねたみがあった」アシスタントコーチが感じたローマでの解任劇

フェネルバフチェでジョゼ・モウリーニョのアシスタントコーチを務めるサルヴァトーレ・フォーティが、ジェノヴァの地元紙『イル・セーコロXIX』のインタビューに応じ、ポルトガル人指揮官について語った。

現役時代にプレーしたサンプドリアで指導者としてのキャリアをスタートしたフォーティは、マルコ・ジャンパオロ指揮下でコーチを務めた後、2022年1月に、モウリーニョ率いるローマのアシスタントコーチに就任した。今夏、ポルトガル人指揮官と共にトルコに渡ったイタリア人コーチが、モウリーニョとの関係について明かした。

「2人とも非常に率直でフィーリングが合う。結果を出すことで、関係は成熟していったんだ。お互いを結び付けるような重要な経験を共にしたからね。モウリーニョの信頼を感じるし、一緒にいて気持ちよく過ごせる」

モウリーニョは今年1月、2021年夏から指揮を執ったローマの指揮官の座を成績不振により解任された。フォーティは、ポルトガル人指揮官に対するねたみが周囲にあったと指摘している。

「彼に対してかなりのねたみがあったのだと思う。すでにインテルでトリプレーテ(国内リーグ戦&カップ戦、チャンピオンズリーグの3冠)を達成した頃からね。ローマでは、2年半の間に2シーズン連続で欧州カップ戦の決勝へ進出し、1度目は優勝し、2度目は負けたが、誰もがその負け方(セビージャとPK戦での決着)を目にしたはずだ。ローマのファンは、30年、40年後も覚えていることだろう。同じことが再び起こるのは、何年後になるだろうか」

モウリーニョの右腕は、ローマでの“スペシャルワン”の偉業を強調したうえで、解任という形でのローマのファンとの別れに苦言を呈した。「モウリーニョには、まったく異なる別れがふさわしかったと考える。あの終わり方は残念だ。だがクラブ経営陣との関係は悪化していたからね」とこぼした。

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