Jose-Mourinho(C)GettyImages

「何もせずに前半リードはほぼ奇跡」モウリーニョ、ローマがEL初戦勝利もやや不満

ローマの指揮官ジョゼ・モウリーニョが21日のシェリフ戦終了後、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューで試合を振り返った。

ローマは21日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループGの初戦でモルドバのシェリフと対戦。前半アディショナルタイムに相手のオウンゴールで先制すると、57分に同点に追いつかれたが、65分のFWロメル・ルカクの得点で2-1と勝利を収めた。

資格停止中のためにスタンドから試合を見守ったモウリーニョは、苦戦したチームの前半のパフォーマンスに苦言を呈した。

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「前半は気に入らなかった。アグレッシブさがなく、遅すぎて、試合の主導権を握れていなかった。1-0で前半を終えられたのは、ほぼ奇跡だ。何もせずにこの結果を手にしたと言える。後半は試合をコントロールしてゴールを決めたが、もっとゴールを決められるシーンはあった。最終的に勝利には値したがね」

続いてモウリーニョは、フィジカルトラブルにより28分でピッチを後にした新加入のレナト・サンチェスに言及した。

「レナトは偉大な選手だが、常にリスクがある。バイエルン(ミュンヘン)もPSG(パリ・サンジェルマン)もそうだったように、我々も理解に苦しむ。今日は完璧に準備が整っているように見えたが、試合中に違和感を訴え、交代せざるを得なかった」

最後にローマ指揮官は、生え抜きの21歳の逸材エドアルド・ボーヴェや新戦力のルカクに言及した。

「ボーヴェは先発にふさわしかったって? ここでは全員がレギュラーだ。今日の30分間で1週間前の評価が変わるとも思わない。彼は信頼できる選手だ。2年前はまだ少年でセリエCへレンタルに出されるところだったが、現在はレギュラーかどうかを問われるほどの偉大なポテンシャルを持っている」

「ルカクはあの体格なので出場時間をこなす必要がある。プレーすることでコンディションが上がってくるだろう。もっと早く交代させたかったが、すでに交代枠を4枚使っていたので、何か起きたら心配だった。ルカクにとってプレーするのは良いことだ」

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