Jose-Mourinho(C)Getty Images

2年連続タイトル獲得へ…ローマ、モウリーニョがEL決勝を前に明かした哲学と秘訣「何よりも重要なのは…」

ローマの指揮官ジョゼ・モウリーニョが29日、ヨーロッパリーグ(EL)決勝を前にUEFA(欧州サッカー連盟)のインタビューに応じ、チームなどについて語った。

31日にセビージャとのEL決勝が控える中、モウリーニョは、タイトルを獲得した昨シーズンのヨーロッパ・カンファレンス(ECL)に続き、2年連続で欧州の舞台で決勝へ進出したことに胸を張ると、ローマへの思いを語った。

「このクラブの歴史を刻むために、毎日のようにハードに取り組みを行っている。2年連続で欧州の大会の決勝へ進出するなんて、ビッグクラブにしかできないことだ。それを達成できたことに、大きな価値がある」

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「自分の過去のことは考えていない。過ぎたことは過ぎたことだ。私の哲学と秘訣とは、未来を見ることだ。今回の決勝は、私にとって新たな決勝だ。私のキャリアもこの時点に差し掛かり、もはや獲得できるタイトルのことは考えていない。それよりも、ローマのサポーターへ捧げるプレゼントのことを考えているんだ」

「ローマというクラブは、1つのカルチョの街であり、帰属意識そのものだ。まるで何かの一部であるように感じることができる。チームやローマとの関係を築くうえで、秘訣があるわけではない。サッカーにおいても、その他に関しても、何よりも重要なのは人間関係だ。それから、私の選手たちにも伝えていることだが、常に全力を尽くす必要がある。だからこそ、ローマのファンのみんなが、我々のことをリスペクトしてくれるのだろう」

今年、還暦を迎えたモウリーニョ。だがポルトガル人指揮官は、まだまだ今後も第一線に立ち続けるつもりだ。

「おそらくみんなは、私のことを実際の年齢よりも年を取っていると思っているんじゃないかな。私は長らくサッカー界にいるうえ、白髪もあるからね。だが、サイクルを終えるほど、年を取っているわけじゃない。これからも長く、私の姿を目にすることになるだろうね」

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