ローマの指揮官ジョゼ・モウリーニョが選手個人を批判したことについて、元ローマ幹部のヴァルテル・サバティーニ氏がイタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューで見解を示した。
9日に行われたセリエA第14節において、サッスオーロと対戦して1-1と引き分けたローマ。前節のローマダービーに続いて白星を逃したモウリーニョは、「努力がプロフェッショナルではない姿勢の選手1人に裏切られた」と語り、選手個人に対する批判を繰り出した。
イタリアメディアが批判の対象について「すべての手がかりから導かれるのはリック・カルスドルプのように見える」と指摘する中、かつてローマでスポーツディレクター(SD)を務めた経験を持つサバティーニ氏が持論を展開した。
「このエピソードは、かつてないほどに重大だ。1人の選手を除外するものであり、彼は今後、退団に追い込まれることになる。ローマ市内で平穏に買い物をすることもできないだろう。モウリーニョの発言は極論だし、度を越している」
「モウリーニョが何を指しているのを理解するためにも、カルスドルプの試合を見直してみたい。もしゴールシーンのことを言っているのなら、理屈が通らない。試合ではミスが起きるものだが、裏切りなどと呼ぶことはできない」
「チームがどのように反応するのか非常に心配だ。通常、選手たちは団結し、お互いをかばい合うものだ。だがモウリーニョとの絆もある。ひどい試合をした後で、監督から攻撃されるのではないかという恐れが生じるとしてもね」
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