ローマの指揮官ジョゼ・モウリーニョが12日のエンポリ戦終了後、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、試合を振り返った。
前節でウディネーゼに0-4の大敗を喫したローマは12日、セリエA第6節でエンポリと敵地で対戦。17分にFWパウロ・ディバラのゴールで先制すると、一度は前半終了間際に同点に追いつかれたが、71分、FWタミー・エイブラハムが決勝点を挙げて2-1と勝利を収めた。指揮官のモウリーニョは、公式戦3試合ぶりの勝利を喜びつつ、守備に貢献したエイブラハムや、1ゴール1アシストに加えて惜しいシュートも放ったディバラを称えた。
「エイブラハムは今日のような仕事をしなければならない。チームが攻撃の糸口をつかめずに苦しんでいる時は、一旦下がり、それからゴールを狙うべきだ。今日の(グリエルモ)ヴィカーリオは世界最強GKに見えるほどだったので、ゴールを挙げられたことは奇跡と言うべきだろう。ディバラも並外れた選手だ」
ローマは80分、PKを獲得したが、キッカーのMFロレンツォ・ペッレグリーニが失敗。追加点のチャンスを逃した。ポルトガル人指揮官はチームのパフォーマンスを分析した。
「もう少し落ち着いて勝てれば良かった。木曜日にまたヨーロッパリーグの試合があるので、3-1にできていれば、違ったマネージメントができたはずだ。しかし再び勝利をつかむことが重要だったわけで、それはできた。試合が永遠に終わらないように感じ、もっと落ち着いて勝ちたかったというのは当然だが、それでも献身的な姿勢で上手く試合をコントロールしていたように思う。我々は勝利にふさわしかった」
「これまでの獲得ポイントに関して問題はないだろう。だがウディネーゼ戦で勝利または少なくとも引き分けるつもりでいたことも確かだ。しかし今シーズンのリーグ戦は競争力が高く、タフなものだ。チームとして技術的な面において乗り越えなければならない問題があるのに、さらに選手が離脱してしまえば、困難に陥ってしまう。(ニコロ)ザニオーロはその1人だ。チームを助けるために、回復に努めてくれたことに感謝している」




