ローマのクラウディオ・ラニエリ監督とFWパウロ・ディバラは、お互いを称え合った。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
ローマは20日、ヨーロッパリーグ（EL）ノックアウトフェーズ・プレーオフの第2戦でポルトと対戦。ディバラのドッピエッタ（1試合2得点）などで3-2と逆転勝利を収め、16強進出を決めた。ラニエリ監督は、その立役者となったアルゼンチン人FWを絶賛した。
「ディバラがいるということは、大きな意味がある。彼は並外れた選手であるだけでない。リーダーでもあるんだ。口数は少ないが、口を開けば、みんなが耳を傾ける。彼のおかげで試合に勝てた。彼は全てに火をつける導火線だ。楽しんでプレーしているし、彼がいてくれて私は非常に幸せだよ」
一方のディバラも、今季2人の指揮官を解任するなど低迷していたローマを立て直したラニエリ監督の手腕を称えている。
「彼がやって来た時、チームは非常に張りつめていた。だが、彼がローマに関する知識や経験をもたらしてくれたんだ。それに監督は、全ての選手から何を引き出せるのかを理解していて、若手からベテランに至るまで、全ての選手に対処できる。選手の名前を見ることはしない。チームの利益を考えているんだ。これは僕らにとっても助けになる」
