スペイン代表MFロドリは、日本戦を落としても自チームのプレー哲学を変える必要がないことを強調した。
ワールドカップ・グループE最終節日本戦を1-2で落として、2位で決勝トーナメントに進出したスペイン。圧倒的なポゼッション率を記録しながらも、日本の堅守を前に逆転はおろか同点にも追いつけなかったことで、そのポゼッションスタイルのフットボールを疑問視する声もある。
しかし4日に記者会見に出席したロドリは、スタイルは不変であることを説いている。
「最近はとても激しい日々だったけど、僕たちはもう完全に復活している。あの試合は10分間で僕たちの手から離れていった。あの10分間、少しパニックになったことは否定しない。でも、今後への警告として良かったと思うし、チームは再び楽しみながら練習に励めている」
スペインは日本の強烈なハイプレスをきっかけに1失点目を許している。後方からボールをつなぐことにリスクはないだろうか。
「僕たちがプレー哲学を変えることはない。ただ、不必要なリスクは排除しようということだ。監督は別に後方から股抜きしてでも前進しようとは言っていない。彼はリスクを冒すときには冒せと言ってくれるし、そのための自信も与えてくれる。が、冒さなくていいときもあるんだよ」
「選手たちはミスから学んでいくものだし、僕たちがプレー方法を変えることはない。チームはいくつかのミスを修正するよう努めている。が、プレー方法自体を変化させようとは思っていないんだ。ワールドカップはここから、ディテールが勝敗を分けることになる」
「日本戦、僕たちがマヒしてしまったことは確かだ。でも、それを良い警告だと、教訓と捉えなければいけない」
スペインは決勝トーナメント1回戦で、モロッコと対戦する。
