フライブルクの堂安律について、ボルシア・ドルトムントのセバスティアン・ケールSD(スポーツディレクター)やフランクフルト補強担当のマルクス・クレシェ取締役がコメントした。
堂安は17日の最終節・フランクフルト戦で今季自身10ゴール目を挙げ、欧州でのキャリア初となる二桁得点を達成した。一方でフライブルクは、1-0のリードから逆転を許して1-3で敗れ、5位に後退。クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ出場権獲得を逃した。
ブンデスリーガから来季のCLに出場するのは、王者バイエルン・ミュンヘンと2位レヴァークーゼンに加え、フライブルクとの直接対決を制したフランクフルト、そして終盤8試合で7勝と怒涛の巻き返しを見せたドルトムントの4クラブ。堂安に関心を寄せているとドイツメディアが報じているフランクフルトとドルトムントが、3位・4位でシーズンを終えた。
そして18日、『シュポルト1』のトーク番組に出演したケールSDは、堂安について問われると、昨夏にドルトムントが獲得したセルー・ギラシやマクシミリアン・バイアーを例に挙げ、「我々は国内の選手にも目を向けている」と返答。現役時代にはフライブルクでプレーした経験もあるケール氏だが、日本代表MFへの関心を明言こそしなかったものの、次のように語った。
「堂安律は今季、フライブルクにとって非常に重要なプレーヤーだった。来シーズンも彼がそこでプレーするかどうかは分からない。ほかにも複数のクラブが彼に興味を示していると聞いている。この件について、現時点でこれ以上話すことはできない」
また、リモートで同番組に出演したフランクフルトのクレシェ氏も堂安について言及。「彼のことはよく知っている。彼がビーレフェルトにいた頃から注目していた」と語り、「彼は素晴らしい選手であり、人としても素晴らしい」と高く評価した上で、ケールSDと同様に「現時点でこれ以上話すことはない」と述べるにとどめた。
なお、これまでの報道によれば、堂安の獲得に関心を示しているのはドルトムントやフランクフルトのほか、プレミアリーグやセリエAのクラブだという。




