今夏フランクフルトに加入した日本代表MF堂安律にとって、デンマーク代表DFラスムス・クリステンセンの戦線復帰は大きなプラス要素になることを、ディノ・トップメラー監督が期待している。
現在7位のフランクフルトは19日に行われるブンデスリーガ第7節で8位フライブルクと対戦。第6節終了時点で16失点を喫し、直近の公式戦4試合でも16の被弾を記録したフランクフルトとしても、守備を安定させたいところだ。そんな中、堂安が初めて3年間過ごしたクラブとの“古巣対決”を迎えるこの一戦を前に、先月のリーグ戦で負傷したクリステンセンが復帰に迫っているという。
トップメラー監督は記者会見で、右サイドバックのクリステンセンがフライブルク戦で先発出場できる状態か聞かれると、「可能だ」とスタメン起用を明言。右ウイングでプレーする堂安にとっても、その復帰は朗報とし、2人の関係について次のように語った。
「2人はプレシーズンの段階で比較的早くコンビを築いた。2人とも技術的に優れ、賢い選手で、サイドでの状況判断も良い。最初の数週間を見れば、律がこのコンビネーションでどれだけうまくプレーしていたかが分かるし、ラスムスがいなかった時には何かが欠けていたことも明らかだった。律も、クリステンセンの復帰を喜んでいると思う」
トップメラー監督はさらに、「律は自分のサイドで、良いコンビネーションを築ける相手とプレーするのを好む選手だと思う」とも指摘。クリステンセンの離脱中にその代役を務めたナムディ・コリンズについては、「より直線的なタイプで、前方にスペースを必要とし、自分の強さとダイナミックさを活かして後方から攻め上がり、そのまま前線に抜けるプレーを好む」と語った。
同監督は、今回の各代表での活動がチームに好影響をもたらすことにも期待。「多くの選手が代表チームから非常にポジティブな気持ちで戻ってきた。堂安は日本代表でブラジル相手に“歴史的勝利”を収め、ファレス・チャイビはアルジェリア代表でワールドカップ出場を決め、ロビン・コッホ、ナサニエル・ブラウン、ヨナタン・ブルカルトはドイツ代表で2勝を挙げて戻ってきた」とも語り、チーム内の雰囲気は良好だと述べた。





